マグネシウムの働きは何ですか?
マグネシウムはミネラル成分の一つです。ミネラル成分は無機物で、体にとって少量であっても必要不可欠なものです。マグネシウムの利点は何でしょうか?マグネシウムはどこにあるのでしょうか?1日にどれくらいのマグネシウムをとれば良いのでしょうか?
マグネシウムの働き
マグネシウムは大切な成分です。体のさまざまな機能に大きく関係しています。私たちの体はマグネシウムを必要としています。マグネシウムは体に最も多く含まれているミネラル成分の一つです。その他のミネラル成分のように、マグネシウムは体の正常な機能維持のためにとても大切です。マグネシウムは特に、神経の正常な働きに役立っています。しかしそれだけではありません。マグネシウムは同様に筋肉や丈夫で健康な骨のためにも役立っています。ご存知でしたか?私たちの体に含まれるマグネシウムの半分以上は筋肉と骨の中に存在しています(1)。
マグネシウムはどんなものから摂取できますか?
マグネシウムの働きを知ることと同様に、マグネシウム不足に陥りがちなので、マグネシウムをどんな食べ物から摂取すれば良いのかを知っておくことも大切です。令和元年国民健康・栄養調査報告によると、20歳以上の1日あたりのマグネシウムの平均摂取量は男性が270mg、女性が242mgとなっています。日本人の食事摂取基準2020年版によると、マグネシウムの推奨量(mg/日)は、成人男性で320~370mg、成人女性で260~290mgです。多くの方がマグネシウム不足であることがわかります。
美食家にとっては朗報です。カカオ成分70%以上のブラックチョコレートはマグネシウムをもたらしてくれます:ブラックチョコレート2口分に、約12mgのマグネシウムが含まれています。ミルクチョコレートは2口分に、約6mgのマグネシウムが含まれています。その他にはチーズやイワシのような脂ののった魚(100gで36mgのマグネシウム)(2)にもマグネシウムは含まれています。
「コントレックス」500mlにより、マグネシウムの推奨量(mg/日)(3)のうち、10~12%(成人男性)、13~14%(成人女性)が摂取できます。
(1) Anses. 2001. Apports nutritionnels conseillés pour la population française. 3ème edition. Editions Tec & Doc.
(2) Anses. Composition nutritionnelle des aliments. Table Ciqual version 2017.
(3) 日本人の食事摂取基準2020年版